audio-technicaのアートモニター・ヘッドホン。高剛性アルミニウムハウジングで不要振動を排除。
オーディオテクニカ/ATH-A900は密閉型のヘッドホンです。高剛性アルミニウムハウジング採用。φ53mm専用設計ドライバーで3D方式ウィングサポートによりさらに快適な装着感。コードはしなやかな布巻き3.0m Hi-OFC入力コード。DADS構造により伸びのある低域を実現。
ATH-A900は思ったほどドンシャリではなく比較的フラットな味付けの鳴り方です。どんなジャンルでも結構ソツなく聴けるのが特徴で、密閉型ながらなかなかの艶っぽさ・透明感が心地よいです。元気の良いドンシャリ傾向な味付けのA700とは違う方向性のベクトルですね。ちなみに、A500はA900のスケールダウン版と判断しても良いでしょう。エージング前はやや高域がキツイ感じがしますが、しっかりエージングしてやればいい感じに落ち着いてきます。装着感はオーディオテクニカらしく心地よいですね。安心できます。繊細というほど繊細な鳴り方ではないですが、密閉型で実売価格2万円程度という枠組みですと十分満足出来ます。低音重視のヘッドホンからステップアップすると若干期待はずれな部分があるかもしれませんが、なかなかうまくまとめられたモデルだなと感じました。
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販売店 | 表示価格 | 送料 | 合計価格 |
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ATH-A900はディスコン(生産完了)の為、流通在庫もしくはオークションで探すしかありません。 |
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買取店 | 買取上限金額(キャンペーン倍率適用価格) |
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¥ |
パーツの型番
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クラシック | 5.0点 |
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ジャズ | 5.0点 |
ポップス | 5.0点 |
ロック | 5.0点 |
あなたのレビューをここに載せませんか?広く皆様からオーディオテクニカ/ATH-A900のレビューを募集致しております。貴方の「ハンドルネーム (特に希望のない場合は名無しさんと表記させて頂きます)」、簡単な分類ではありますが「各ジャンル評価点 (CLASSIC,JAZZ,POPS,ROCK) 各5点満点」と「レビュー文」を気が向いた時にでもメール頂ければ幸いです。
オーディオテクニカ ATH-A900 のレビュー
■「購入過程〜決定」
生まれて初めての高級ヘッドフォン購入。とりあえず、購入に際して「基準」を設けることにしました。ちなみに、今まで使っていたヘッドフォンはATH-F3です(笑われるかも…)。
・多様なジャンル(邦楽、洋楽、クラッシック、インスト、etc)を聴くので、なるべくフラットな特性のもの
・色々な機器に取り付ける(PC、ポータブルetc → チープな環境でごめんなさい)
・長時間使用しても疲れないもの、装着感が良い
・コード片出し
・見た目がクール
・作り(触った感じ)が比較的しっかりしている
・コストパフォーマンスが妥当
・できれば開放型(現在独身だし、所有したことが無いので)
ウェブ上から情報を集めて候補をリストアップして、ショップで見て触って試聴して、減点法にてATH-A900に決定しました。A900は、開放型では無いですが、他の希望は全て満たしてくれました。開放型でリストアップしていたゼンハイザーやスタックスは音は良かったですが、コード両出しだし、作りもちょっと弱そうだし、見た目も…と言うことで、ステップアップの余地を残すことにしました。
■「エージング」
エージングは、その過程も楽しみたいので、最初の5〜6時間はクラッシック中心に聴くこととして、その後は特に気にせずに聴くことにしました。現在10時間経過で、特に変化は感じられないです。
■「ジャンル別レビュー」
以下、iRiver iMP−350リモコン部直結
・クラッシック…Beethoven Symphony No.5(Maazel/Wiener Phil.; CBS/SONY 30DC 703)
ロリン・マゼールとウィーン・フィンによる、ベートーベンの「運命」です。ヴァイオリンを中心とする弦楽部と管楽系・低音系・打楽器系との絡み合いの、何と心地良いことでしょう!定位は、左右は勿論の事、奥行きも若干感じることができました。ただ、クラッシックはショップで視聴した、同じ価格帯の開放型の方が再現性が良いかも(こもらないので)、と思いました。
・ポップス…appears(浜崎あゆみ/A BEST;mp3 160Kbps)
この曲を聴いて、A900はこのジャンルに一番向いていると思いました。あゆの声が、強すぎず、弱すぎず、気持ち良く聴くことができます。低音も十分に出ているように思います。
・ロック…キャンディ・ハウス〜オートマチック(Thee Michelle Gun Elephant/RUMBLE;mp3 128Kbps)
2曲目、G.アベのインスト部ピッキング(フレーズ毎に異なる奏法で、とても格好良い)に注目。mp3 128Kbpsながら、目の前で演奏されているかの様に感じました。音の解像度はmp3のSレートにあまり左右されないのでしょうか。低レートだけに期待していなかったので、嬉しい誤算でした。
以下、自作PC直結
ジャズ…The Galaxy Express 999(クリヤマコト; Jazz at IKSPIARI 2001;J Jazz Net.(WAVE))
ピアノ・ジャズで、お馴染みの曲を日本の誇る名クリエーターKMがJazz風にアレンジ。以前J Jazz Net.で無料放送していた時に、PC上で直接WAVEにした物です。ネットラジオなので、音質よりもライブ感があるかどうかに注目しました。こもっている感じはあるものの、ライブ感は十分に再現されているように思いました。高音から低音まで、偏り無く聴こえてきます。あと、今までの安物ヘッドフォンでほとんど聞こえなかった、PC由来のヒスノイズが気になるようになりました(笑)。
■「総評」
CLASSIC/3.1、JAZZ/3.3、POPS/3.4、ROCK/3.3
立体感、解像度、音質や装着感などは満足なレベル。ただし、こもり感があり曲やジャンルによっては苦手があるな、と思いました。