HD239 価格比較とレビュー

HD239は開放型のヘッドホンです。200シリーズ中唯一のオープンエアーモデルとなります。落ち着いたシックなデザインとポータブル性に優れたサイズの大きさは、普段使いにピッタリのモデルとなります。

• 暖かく豊かな低音表現
• 普段使いにも最適なコンパクトなスタイル
• リトル650との呼び声も高いモデル

• ポップス
• ロック
• ジャズ

オンイヤーのコンパクトシリーズ、200系統のトップモデル「HD239」。シリーズ唯一のオープンエアー(開放型)モデルとなり、音場感やフィールド感の広さを実感できるモデルとなります。

一見クールで無個性に見えますが、出音は極めてバランスが良く、柔らかい低音とパンチのある量感豊かなリズム感と、まるでHD650を彷彿とさせる音質バランスが一番の特長です。通の間ではその出来の良さからリトル650とも呼ばれていたりします。また、シュッとした高音の鳴りっぷりも、綺麗で伸びやかな高音とまではいかないまでも、存在感はそれなりに感じる事が出来ます。

外観はブラックを基調とした出で立ちで、ハウジングリングがキラリと一点光るシックなスタイルとなります。ゴテゴテせず、派手でなく、子供っぽいおもちゃ感の少ない外観となります。悪目立ちしにくいスタイリングですので、例えば「ながら作業」にぴったりのモデルかと言えます。軽い音量でBGMを聴きながら仕事するといったシチュエーションにもぴったりはまるモデルと言えます。

コンパクトなが横に距離感のある鳴りっぷりはさすが開放型と言えますが、反面、遮音性に関しては密閉型よりもやや劣りますので、爆音で音楽を流しながら通勤といった使用目的はちょっとアレかもしれません。あくまでも、軽くBGM感覚で流すというのがこの機種を使いこなすポイントではないでしょうか。

イヤーパッドはサイドがベロアで、耳に乗せる部分が合皮となっています。ほどほどの側圧とわずか100g程度と軽い本体重量のため、長時間の装着でもまったく苦にならないのも利点の一つです。

ケーブルは固定式の片出しタイプで長さは約1.4mとなりますので扱いやすく、プラグは3.5mmステレオミニのストレートとなり、携帯プレーヤーにもサッと繋げる事が出来ます。ゼンハイザージャパン自身も、そのパフォーマンスに太鼓判を押すモデルですので、価格的に合致さえすれば、ポータブルモデルを検討されている時には是非その一つの選択肢として入れると良いかもしれません。

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