AKG
K501
豊かな立体感と鮮明な解像度を両立した音質。
カテゴリ | ヘッドフォン |
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形式 | ダイナミック |
タイプ | 開放型 |
再生周波数帯域 | 16〜30,000Hz |
インピーダンス | 120Ω |
感度 | 94dB/mW |
ケーブル長 | 約3m (着脱不可) |
プラグ形状 | 3.5mmステレオミニ/6.3mmステレオ標準 |
重量 | 約235g (ケーブル除く) |
[市場価格帯]価格 :Discontinued[生産完了]
K501は開放型のヘッドホンです。「バリモーション・システム」の特長を発揮し、16Hzの重低域から30kHzの超高域まで、きわめてフラットなワイドレンジ再生を実現。豊かな立体感と鮮明な解像度を両立した音質で、オーディオマニアの厳しい耳も満足させるハイエンド・モデル。
K501は繊細感と透明感が非常に心地よいヘッドホンですね。低域は量が少ないですが、タイトな洗練された感じがします。コンデンサー型ヘッドホンに最も近い感触ですね。食に例えるならまさに「和食」といったところでしょうか。欧米の濃い味ではなく洗練された薄味といったところですかね。開放感があり純度の高い音質です。
低域に関しては、「繊細で質が高い」と評価する人と、「物足りない」と感じる人に分かれると思います。絶対試聴してから購入しましょう。目安としては「JAZZのウッドベースの表現」があなたの趣向に合うかどうかを確かめると良いかもしれません。どのヘッドホンでも言えますが、雑誌記事や様々なレビューを鵜呑みにする事なく自分の耳で確かめる事が一番大切です。
なお、側圧強くて違和感や圧迫感を感じる人は、保存する時に「ティッシュの箱等にかぶせておく」事で矯正出来るみたいです。
[ ...すべてのレビュー(5) ]
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販売店 | 表示価格 | 送料 | 合計価格 |
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K501はディスコン(生産完了)の為、流通在庫もしくはオークションで探すしかありません。 |
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買取店 | 買取上限金額(キャンペーン倍率適用価格) |
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¥ |
個人輸入する際の目安
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クラシック | 5.0点 |
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ジャズ | 5.0点 |
ポップス | 5.0点 |
ロック | 5.0点 |
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【購入動機と実際】
クラシック観賞に今までのaudio-technicaの密閉ダイナミックの物(購入9000円)が決定的に向いていないと思ったので、K501の購入に踏み切りました。多少予算に無理をしての購入なので、K401との比較に時間をかけました。いい耳を持っているわけではないので自分に違いが分からないなら401にしようと思っていたのですが、自分のCD(モーツアルト交響曲 40番)を店に持ち込み聴いてみたらはっきりと違いが分かってしまいました。高音部の表現が抜群に上手い、あきらかに401より洗練された音でした。そして低音が弱いというのは聞いていた通り、ロックには不向きだと思いました。価格差が5000円近くありましたが、それに見合う価値はあると思いました。
【構造的な面から見て】
締め付けが多少きついと言うのは事実です。ただ、2時間していても頭痛は感じませんし、快適です。前使っていたものが強すぎたという説もありますが、そこまで繊細な人でなければ問題は無いかと。イヤーパッドは交換可能で着脱も非常に簡単です。反時計回りに10度回して引っ張るだけです。唯一の問題点と思われる部分は頭の上のバンドを支えている部分がカタログでも全く見えないのですが、実はちょうど左右の接続をしている二本の黒い棒の影となる部分に隠れています。弱々しそうなゴムが支えていて、のびきったら大変です。保存に注意が必要です。
【クラシック以外はどうなのか?】
ロックには不向きだと思いましたが、試しにX Japanの曲をこれで聞いてみました。これは人それぞれだと思うのですが、僕はロックには多少ノイズが入ってもよいと思うし、ならば多少無理してアンプで低音を強調すればいいと思われます。高音部はすごく鮮明に聞こえるので、ある意味聴かせてくれるロックになりました。最初は慣れずに悪く聞こえてしまう面もあるので、じっくり視聴することをおすすめします。馴れてしまえば、このヘッドホンはすばらしい表現力を発揮してくれます。
Queenのボヘミアンラプソディを聴いてみたところ、彼等特有の音が割れ気味の分厚いコーラス部分の質感の違いにビックリ。高音域の透明度が素晴らしく、まるで出来の良いライブ音源を生で聞いている気分になった。どこまでも伸びていくヴォーカルを聞いていると、何回も腐るほど聞いている曲なのにグッと込み上げてくるものがあった。
あと、ライブ盤を幾つか聞いてみると、ドラムの各パーツの音の解像度が飛躍的に良くなっているのが印象的だった。特にハイハットやシンバル等の金物、「シュアーン!」というシンバルの音が気持ちよかった。その他にも、金切り音のギターやキャンキャン声のヴォーカルで今まで聞くのが苦痛だったジュディー&マリーの「Birthday song」が初めて気持ちよく聴けた。
今まで、ズンドコ低音重視で安いヘッドホンばかり使っていたけど、高音域が良いヘッドホンがこんなにも気持ち良いとは知らなかった。K501は下のパンチが弱いのでロックには向いてないんじゃないかという意見があったので、ちょっとためらったけど、すごくナチュラルな音が快感で何時間でも聞いていたいと思えるヘッドフォンでした。
買った当初は迫力が全くなくて不満でしたが一週間使ってまあそこそこ出るようになり安心しました。
低音は開放型のせいか出てる気がしません。でも、そのおかげで中音、高音はよく響いてボーカルやドラムがクリアに聞こえます。一つ不満なのが音のパワーがあまり感じられなかった事でそこがガッカリ・・・です。個人的に低音が強いヘッドホンは中音や高音の妨げなるような気がするので低音がきつくない所は非常に好感がもてます。あと装着感はいいですな。これになれるとこれ以上の重いヘッドホンをつける気がしませんね。
AKG K501 with PC-234HS
アンプはHeadmasterです。エージングには50時間ほど掛かったと思います。装着感はとても良いです。通気性のよいパッドが完全に耳を囲いまったくストレスがありません。音の方ですがよく言われるように低音の量は少なめです。しかし私は低音も音程が聞き取れないといやなのでこの引き締まった低音は心地良いです。中高音域が非常に綺麗でソースによっては生々しい程の音を聴かせてくれます。分解能が高く音の立体感もあります。しばしば室内楽が得意と言われますがオペラの歌声もかなりいけると思います。やはり人工の音より生音の方が得意なようです。テンションは高めでどちらかというと寒色系かもしれません。一つだけ不満を上げるとすればダイナミックレンジの小さいほうが少し狭いということでしょうか。
私がここで特筆したいのはPC-234HS(ソニーのミニ標準変換プラグの高級な方のこと)との組み合わせです。この変換プラグはほかのヘッドホンで使うと低音が増えすぎてバランスが崩れることがあるのですがK501と使うとそのようなことはありません。お互いの長所が合わさり非常に良い結果をもたらすと思います。具体的には低音の曇りが取れ、中音域に厚みが出て、高音が伸び、音像がクリアになり音楽に躍動感が生まれます。 K501を使っていてデフォルトの変換プラグを使用している方はぜひ一度この組み合わせを試してみて下さい。
私は明瞭で艶があって緊張感溢れるK501の音世界が大変気に入っています。
K501とER-4Pを長時間(1年以上!!)使い込んだ、比較レビューです。
まず結論を言いますと、2ch流で、
K501>>ER-4P です。 K501の圧勝といってもいいでしょう。
とはいっても外ではK501は使えないので、ER-4Pももちろん使っていますが。K501の何が優れているかですが、音が鳴っている感を通り越して、ああ楽器が響いている、人が歌っているという雰囲気がとても出るからです。ER-4Pもよい音なのですが、でも「よい音」に過ぎないのですよねえ。だから K501の方が圧倒的に楽しいのです。
これは私の個人的意見ですが、家の中で使うヘッドホンとして、K501クラスを一つでも持っていると、とても音楽ライフが充実すると思います。特にClassicを聴く楽しさ!!これに優る楽しい時間は、そうそうないと思いますよ!!