Reloop
RHP-20
メインストリームとは一線を画する流麗なスタイルが美しいDJ用ヘッドホンです。
カテゴリ | ヘッドフォン |
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形式 | ダイナミック |
タイプ | 密閉型 |
再生周波数帯域 | 3〜30,000Hz |
インピーダンス | 25Ω |
感度 | 110dB |
ケーブル | 約3m (着脱式、カールコード、片出し) |
プラグ形状 | 3.5mmステレオミニ/6.3mmステレオ標準 |
重量 | 約270g (ケーブル除く) |
[市場価格帯]価格 :¥ -(2024.11.21)
RHP-20は密閉型のヘッドホンです。量感豊かな低音とAKIRAを彷彿とさせる近未来的な流線型デザインが特徴的。
骨太でありながら、流麗で一体感を醸し出す独特のデザイン性が特徴の「RHP-20」。世界中のDJシーンで支持を獲得しているヘッドホンとなります。
音質的にはまず量感豊かな低音がガッツリ出ます。特にバスドラのキックがドコドコと深い鼓動を刻むのでかなり気持ち良く、バカでかいボリュームで聴くとグルグルと脳ミソが揺さぶられ、気持ちの良いグルーヴ感が感じられます。膨らんだベースラインも特徴的で、良質ではありますがソースによっては(Polaris/光と影など)少々オーバードープ気味に感じられます。また、音数の少なめなポップスとの相性も良く、コーネリアスが気持ちよく聴ける数少ないヘッドホンの一つでもあります。
装着感は画像でみるよりもはるかに軽く、側圧も適度なフィット感ですが、唯一ヘッドバンドの伸びしろがやや短いため、その点注意が必要かも知れません。
耳全体を覆う大型のハウジングと低反発素材を心材に採用したレザーのイヤーパッドを採用する事で高い遮音性を確保し、爆音のフロア内でも正確にモニターできる仕様となります。またイヤーカップは左右それぞれ、前方45度と後方45度にフリップアップする仕組みを採用しているため、簡単に片耳でのモニタリングが可能となります。ケーブルもブースで使いやすいカールコードを採用。着脱式なので、断線の際もケーブル交換で対応できるコストパフォーマンスに優れたモデルとなります。ケーブルの本体との接続端子はミニキャノンとなっていますので、EK500SなどのAKGのリプレイスメントケーブルがそのまま使えます。
いわゆるメジャーブランドの製品とは一線を画するヘッドホンですが、その存在感をピカイチです。高いデザイン性と機能性を兼ね備えた上、イヤカップを内側に折り畳んでコンパクトに収納・携帯も可能なので、DJユースのみならず通常のリスニング使いでもガッツリその存在感を誇示する事が出来ます。
スペック的には、再生周波数帯域は3Hz〜30kHzでインピーダンスは25Ω、感度は110dB/mWとなります。プラグは3.5mmステレオミニと6.3mmの標準の金メッキ2ウェイプラグとなり、ケーブルは着脱式を採用。カールコードで伸長時は約3mとなります。本体の重量はケーブルを除いて約270gとなり、別途付属品として専用のキャリングポーチが付属します。
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買取店 | 買取上限金額(キャンペーン倍率適用価格) |
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クラシック | 5.0点 |
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ジャズ | 5.0点 |
ポップス | 5.0点 |
ロック | 5.0点 |
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■見た目・デザイン
ヘッドバンドからイヤカップの先まで継ぎ目無く滑らかに下るシルエットはとても美しく、このヘッドフォンの大きな特長だと思います。デザイン系のブログなどでたまに見るコンセプトイラストが具現化した様な印象で、メジャーブランドからはこういったデザインのDJヘッドフォンはなかなか出ないのではないでしょうか。唯一、海外のレビューサイトでもよく書かれている通りPioneer / HDJ-2000にはデザイン的に通じるものを感じます (HDJ-2000をよりふっくらさせた感じとでも言いますか…)。バンドとイヤカップの接続部分やイヤカップ外側のリングはアルミ製、それ以外の部分はラバーコーティングされていて、“プラスチック”感がほとんどない質感が高級感を感じさせてくれます。
■装着感
イヤパッド及びヘッドバンド内側のクッションは低反発で「モチっ」とした触感があり、非常に触り心地が良いです。下位モデルもそうですが、ヘッドバンドが分厚く剛性が高いので外側に開いた時の「戻り」の反動は強めに感じます。従ってフィット感は比較的タイトですが、イヤパッドが非常に柔らかいお陰で長時間装着していても外耳が疲れたり痛みを感じたりということはなさそうです。
■機能性
Monster Cable / Beats Proなど、後方にフリップアップする構造は最近のDJヘッドフォンのトレンドの様な気もしますが、前後に動くタイプというのは初めて見ました。前に回して使う人は余りいないと思いますが、上下ひっくり返して使う場合もあるので、応用性という意味ではプラスではないでしょうか。
イヤカップは内側に折り畳むことはできますが、外側への反転や横軸の回転はしませんので、可動性は抑え気味な印象です。やたらとガチャガチャ動くヘッドフォンも、それはそれで壊れやすかったり使いづらかったりするので、この位が丁度良いのではないかと個人的には思います。
ケーブルは着脱式のカールコードで、ヘッドフォンとの接続部はMini XLR端子です。
前述の通りイヤカップを内側に折り畳んでコンパクトにすることが可能ですが、折り畳んだ形状が三日月 (?) の様なフォルムになるので、収まりはイマイチかもしれません。ですがベロア地のReloop特性キャリーポーチも付属するので、持ち運びに難があると言う程ではないです。
■音質
際立っているのはやはり低音だと思います。音の成分の底の方までしっかり再生してくれる感じで、グライムやダブステップの様な音楽を聴くと普通のベースより更に低い層にシンセベースなどを敷いているのがしっかり聴き取れます。包み込まれる様な伸びのあるベースや迫力のキックドラムは、クラブに行かずしてクラブミュージックの醍醐味を十分に味わえていると感じさせます。それにより多少高音が飲み込まれてしまっている感はあるものの、それはドライバーの性能と言うよりも遮音性が高いことによる影響が強いのではと思います。密閉型なのでアコーステック空間の表現は得意では無く、ピアノのソロなどを聴いた時にもう少し鮮明さや抜けの良さが欲しいと感じるかもしれません。一方で何故だかクラブで音楽を聴いている空気感は不思議と上手く再現される気がします。ダンスミュージックを楽しむ、DJでモニタリングをするという目的においては申し分無い音質です。
■総評
Reloopは日本ではまだ無名なブランドかもしれませんが、このRHP-20でメジャーブランドに肩を並べる実力があることを証明している様な気がします。個性的なデザイン、使い心地、機能性、音質全てにおいて高い次元でまとめ上げてられており、総合的なクオリティーは高いです。パッケージングが簡易な点は価格に還元されていると考えています。1万円台後半でこの品質・個性を持ったDJヘッドフォンはなかなか見つからないのではないでしょうか。